山下司法書士事務所のブログ

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Fedoraのカーネルトラブル

Windowsでは、めったに
カーネルをアップデート(サービスパックの適用)なんて
しないとおもいますが、
Linuxでは、カーネルが2週間に1回程度
変わるのでよくアップデートします。

でも、そのリスクは、Windowsのサービスパック適用と
ほとんど変わりません。

ドライバー周りも変わっていまいますし、
アプリケーションが対応しなくなったり、
設定を変更しなければならなかったりします。

そこで、Fedora22,23の
カーネルアップデートが失敗に終わり、
起動しなくなった場合の
自動起動カーネルの変更について
メモしておきます。


起動できるカーネルで起動します。

カーネルパッケージのリストを表示します。

dnf list --showduplicates kernel

カーネルの名前を拾い出します。

grep "submenu\|^\menuentry" /boot/grub2/grub.cfg | cut -d "'" -f2


Fedora (4.4.2-301.fc23.i686) 23 (Server Edition) ←現在のカーネル
Fedora (4.3.5-300.fc23.i686) 23 (Server Edition)
Fedora (0-rescue-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx) 23 (Server Edition)


ログのコピーをします。

cp -npv /etc/default/grub{,-ORG}


起動カーネル変更をします。

vi /etc/default/grub


GRUB_DEFAULT=saved

GRUB_DEFAULT='Fedora (4.3.5-300.fc23.i686) 23 (Server Edition)'


grubの設定反映します。

grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg


インストールしたカーネル調査をしておきます。

dnf list | grep kernel

起動しないカーネルを消します。

dnf remove kernel-core-4.4.2*


以上です。

カーネルのインストールとブートローダーの設定は
間違えたりすると全然起動しなくなるので
細心の注意と知識(自己責任の原則)を持って行いましょう。